5月1日(月) 
 メーデーです 
       主要な観光地は閉鎖されている可能性があるため,今日はハーシー線と,予約が取れたキャバレートロピカーナへ行くことにしていました. 
, 
       11:22のハーシー線に乗るためには,11:00頃のフェリーに乗れば良いわけなので,宿を10:30頃に出発. 
       オビスポ通りを歩いていたところ...タオルを忘れていたことに気づき,「タオルが無いと汗だくになるからかなりキツい」と考えホテルへとって返しました. 
       「このままでは,電車に間に合わない!」 
       本来なら歩いて行く予定だったフェリー乗り場まで,CoCoタクシーを捕まえ,急行しました. 
       フェリーに乗ったのは11:20.乗船時間は5分ちょっとのため,完全にアウトのタイミングなのですが...,昨日と同様,きっと電車は定刻には出発しない...ことを祈って,カサ・ブランカへ渡ります. 
 ...はたして...電車は出発していませんでした! 
 電車を指さして,乗るぞ...乗るぞと... 
       はたして,電車は待っていてくれました. 
       
 無事,乗車. 
 昨日と同じ,定刻10分遅れで出発. 
 車内は70%ほどの乗車率です. 
 「Uno Hershey」(うの えるしぇい)と言い,車内で2CUCで乗車券購入. 
 さっそく,撮影タイムの始まりです. 
 まずは,運転席へ...写真を撮って良いかと確認すると,welcome! 
 運転手の写真を撮って,記念に差し上げたところ...我も我もと,乗務員が出てくる出てくる... 
       単行電車なのに,乗員が5人もいます. 
 この過剰とも思われる乗員体制ですが,彼らにはきちんと役割があることがあとでわかりました. 
 
       このハーシー線ですが,電車は3往復/日しかないのですが,なんと,この線路がでろでろ状態の路線を貨物(タンク)が走っています. 
 交換設備などはないので,単行で走っている電車が引き込み線へギシギシいいながら入り,貨物をやり過ごすのです 
       過剰人員体制は,この際のポイント切り替えや,安全確認のためにいるのでした. 
       実際のところ,電車は,なんでこんな駅でもない藪の中に入り込み動かないんだろう? 
 ...と思ったら,十数分たってからタンクがやってきたのには驚きました. 
 こんな路線でも,主要幹線なんだ!...と 
 
 電車は,ほぼ定刻にHershey駅へ到着 
 交換する列車はすでに入っています. 
 ホームには,よく冷えたキューバコーラとビール,ハンバーガー(パテのみをパンで挟んだいかにも...な感じの)を売っているおっちゃんが居ます. 
 暑いので,ビール・コーラは飛ぶように売れていきます. 
 ワタシも買いました. 
 
 車掌は,帰りの切符はここで買え...と建物まで案内してくれました. 
 ホーム入り口から反対側,奥まったところにある小さな建物です. 
 ここで,カサ・ブランカまでの乗車券を再度2CUCで購入しました. 
 
 さて,電車は当然交換用に止まっている反対側の2両編成になるものと思っていましたが,往路に乗ってきた乗務員が元の電車を指さし,こっちに乗れ!と言っているようです 
 どうやら,交換駅ですが,お互いの電車は元来た方向に戻っていくようです. 
 反対側にいた電車は,しばらく経つとそのままマタンサス方面へ戻っていきました 
 ...が,こちらの電車はまったく出発する気配がありません. 
 20分経った頃,ホームで物売りをしていたおっちゃんも,店をたたんで帰っていきました 
 ...それでも,出発する気配がありません. 
 さらに待っていると,踏切が閉まる音がして,枝線から電車がやってきました. 
 どうやら,この電車の到着を待っていたようです. 
 乗り継ぎ客を乗せ,ほぼ満席になった電車は,ようやくカサ・ブランカ方面へ動き出しました 
 
 往路と違って,電車は快適に動いていたのですが,どうやら雲行きが怪しいです. 
 真っ暗になり,涼しい風が吹いてきたと思ったら,大粒の雨が降り出しました. 
 みんな,あわてて窓を閉めますが,そこは超高齢の電車です. 
 半分ぐらいは窓が閉まりません. 
 座席に座っていた客は,雨を避けるために,通路へ逃げます. 
 幸い,ワタシの座っていた席は窓が閉まりました. 
 それでも,かなりの雨漏りがあります. 
 まぁ,雨さえやめばカリブだし,あっという間に乾くだろうと思い,我慢しました. 
 
 ハーシー線は,出発が30分遅れた割に,ほぼ定刻でカサ・ブランカ到着. 
       昨日と同様に,フェリーへ乗り込み,ホテルへ戻りました. 
       
       | 
       | 
        
      はたして,電車は出発していませんでした. 
      出発間際に飛び乗りました. 
      車内のイスは後から取り付けられたもののようです 
      電球もすべて無くなっていました 
        
       
       | 
    
    
        
      カサ・ブランカを出発します 
      こころよく写真を撮らさせてもらえました 
        
      昨日見送った踏切を越えて電車は出発します. 
       
       | 
    
    
        
      隣の駅までは,工場と人家の間を縫うように走ります. 
      線路の間は,小川のようになっており,まったく整備されていないように思われました. 
       
       | 
    
    
          
      車内改札が始まりました. 
       
       | 
    
    
        
      ドア開閉専門の職員も乗車しています 
       
       | 
    
    
        
      途中かr多乗車してきて,私の前に座った方々. 
       
       | 
    
    
          
      10分も走り,郊外へ抜けると一面このような景色で 
      ときおり,牛馬,羊等が線路を横断していきます. 
       
       | 
    
    
        
      運転手に突然呼ばれたかと思ったら,写真のお礼にか,運転させてもらうことができました. 
      もちろん,営業中の電車は初体験です. 
       
       | 
    
    
          
      何も無いところで,突然スイッチバックし停車したかと思ったら 
      貨物車との交換でした 
      乗車したけど何もしていなかったなぞの職員は,ポイント切り替え担当だったようです. 
      しかし,閉塞管理をどのように行っているかは,なぞのままです. 
       
       | 
    
    
          
      チョコレートのハーシーの工場跡が見えてきたら,ハーシー駅です. 
      手前に見える小さな建物が駅事務員室です. 
      すべてのダイヤでここで列車交換を行います. 
      終点まで行くと,往復10時間の大旅行になってしまうので,ここで折り返してハバナへ戻ります. 
       
       | 
    
    
          
      ハーシー駅は起点のカサ・ブランカ駅よりりっぱで,きちんと屋根もあり,待合室もあります. 
      駅前には,謎の電気機関車が留置されていました. 
       
       | 
    
    
          
      ホームでは,近所のおっさんがキューバコーラや,ビール,ハンバーガーを売っていました 
      ワタシも,コーラを購入.ちゃんと冷えていました. 
       
       | 
    
    
          
      駅前を通りかかったスクールバス. 
      なぜか,アメリカのスクールバスと同一仕様. 
      車内改札した乗車券は手書きでしたが,ハーシー駅で購入した乗車券は,パンチしたものでした. 
       
       | 
    
    
       |